要件定義の手順、担い手

顧客と業者で要求定義をする場合、まずお互いの役割分担を決めます。顧客側はシステムにしてほしいことを箇条書きにし、それぞれの要素の関連を書き出します。業者側は顧客が出した要素をみてシステムにするときにどのようなハードウェア、開発工程が必要か洗い出し、コストを算出します。そして両者が話し合い、どの要素を採用してシステム化するかを決めます。これには一度の話し合いだけで決められるケースはすくなく、何度も話し合うことが必要となると思います。また、業者側からこの要素をシステム化するなら、他の新しい要素も必要になるのではという提案もあることと思います。

細かな手順については、IIBA(International Institute of Business Analysis)のBABOK(Business Analysis Body of Knowledge)やJISA(Japan Information Technology Services Industry Association)のREBOK(Requirements Engineering Body Of Knowledge)を参考にしてください。

さて、誰が要件定義をするか、その担い手ですが、顧客側は、システム部門があるときはシステム部門が行うことはわかりやすいでしょう。システム部門がないときは、実際に出来上がったシステムを扱う人が要件定義をするのが望ましいです。現存のシステムがあるときはその表示画面、ファイルフォーマットを全て出して、それのどこを変えたいのかを示します。それと、顧客の経営分野からの意見も出したいです。経営戦略がわかれば、それに沿うシステムも作れるかもしれません。とにかく、顧客側からの要件定義への参加は広くすることが、理想的だと思われます。

担い手の業者側は、分析力・ヒューマンコミュニケーション力・文書力のある人がやるべきです。SEやプログラマには、コミュニケーションが苦手だという人が少なからずいるようですが、それでは、顧客から事細かな情報を引き出すことは難しいでしょう。普段はコーディングしかしていないプログラマは他人にわかりやすい文書を書く能力はないと思われます。業者の規模にもよりますが、要件定義をよく勉強した専門の人を配置するのがいいです。要件定義の専門となると、コーディングを細かく知らなくても要件定義の仕事に専念できるからです。

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