自然に習う


ニーズが出来上がったところで、どのようにシステムを実現するかに話は移ります。

初めは既存の技術でシステムを作ろうとしても、行き詰まることもあります。そんなとき、何を頼りに作ったらいいか、あてがないとき、自然をお手本にしてみてはいかがでしょうか?

自然とは生物、生態系、天候、地球物理、海洋学、宇宙などなど、人間の手が加えられなくても、もうすでに世の中にあるものと考えてください。

わかりにくいですか?では、わかりやすく例を示します。スタジオジブリの映画「風立ちぬ」で、主人公の堀越二郎はサバの骨の形をヒントに、飛行機の翼の設計をし、その飛行機が見事飛んだというエピソードがありました。そんな感じで、身の回りの自然から初めてヒントはないか探してみてはいかがでしょうか?

コンピュータの世界で自然を手本にすることなんてできない、とあきらめてしまってはいけません。私はサラリーマンになり立ての頃、生物の細胞をコンピュータに見立てて、OSを作ったことがあります。なぜ細胞がよかったのかと言うと、細胞にはそれぞれDNAが備わっていて、細胞自身が他の細胞の命令を受けることなく、自律的に判断して動作を決めている、そして、もし1つの細胞が死んでしまっても、他の細胞が動き続けることができるので、1つの細胞が死んだくらいでは生物は死ぬことなく生き続けることができる。以上のことをコンピュータの世界に当てはめてみると、コンピュータ1つを細胞とみたて、システム全体を生物とすると、細胞の動作を真似てコンピュータを動作させれば、1台のコンピュータに故障があっても、システム全体は動き続けることができる、ということになります。細かいところはお話しできませんが、OSから組むことができれば、無理な話ではないはずです。

自然の中にはまだ解明されていないこともありますが、よくできたお手本は探せばいくらでも出てくると思います。そして、自然は特許を持ってたりしませんから、真似はタダでできるのです。

考えが煮詰まったら、自然に目を向けてみては?

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